当法人では職員の「仕事と介護の両立」を支援するため、企業の「健康経営」をサポートする「株式会社フジイコーポレーション(本社:松江市/代表取締役 藤井 寛幸氏)」様と連携し、『ビジネスケアラー支援』に取り組みます。
急速な少子高齢化が進む日本において、介護と仕事を両立する従業員(ビジネスケアラー)が増加しており、それが企業、ひいては国全体の生産性や経済に大きな影響を与えます。特に企業の中心となる40代から50代の従業員が介護離職すると、企業にとって即戦力の喪失となり、新たな人材の採用・育成に多大な労力がかかるだけではなく、残された従業員の業務負担が増加するなど、その損失は計り知れません。
その課題解決の一環として、本日(9/8)「株式会社フジイコーポレーション」様から専門家(ケアマネージャー)を派遣していただき、「雲南市立かもめ保育園」の職員を対象とした「仕事と介護の両立支援講演会」と「個別相談会」を開催しました。今回の取り組みは、松江市の産業振興プロジェクト「松江起業エコシステム」を推進する「MIX-Matsue Business Ecosystem-」に採択された支援プログラムを活用しました。
介護は、多くの職員にとって未知の領域であり、情報不足が不安や負担を増大させます。愛耕福祉会では外部の専門家と連携することで、職員の介護離職防止のための雇用環境整備(介護に関する情報提供、職員が安心して相談できる体制構築と文化の醸成)に努め、質の高い支援を継続して提供してまいります。